食品ロス(フードロス)とは?食品廃棄の現状を知って家庭でも対策を

食品ロス(フードロス)とは

「食品ロス」や「フードロス」という言葉を見たり、聞いたりしたことはあるでしょうか? 食品ロスやフードロスは、近年メディアで度々ニュースになっていますよね。

似たイメージの言葉に食品廃棄があるのですが、食品ロス(フードロス)と食品廃棄では若干意味合いが異なります。
例えば、ある食事で骨付きの肉や魚を食べるとします。一般的には、骨は食べずに生ごみとして捨てることになりますよね。

そういった「もともと食べられない部分」を捨てることは食品の廃棄にはなりますが、食品ロス(フードロス)には含みません。
食品廃棄のなかでも本当は食べられるはずなのに、捨てられてしまうものを食品ロス(フードロス)と呼んでいます。
骨や皮、殻などを捨てることは食品ロス(フードロス)と区別されます
*骨や皮、殻など一般的に食用とならない部分の廃棄は食品ロス(フードロス)とは区別されます。


フルーツの皮や種、芯などの部分も同様です。一方で、果実の部分を食べ残したり調理の過程で切りすぎてしまって捨てた場合にはそれは食品ロスに該当します。

食品ロス(フードロス)が発生する原因は?



食品ロス(フードロス)はどうして出るの?

食品ロス(フードロス)を増やそうと思っている人はいないはずです。
とはいえ、出来るだけ新鮮なものを食べたい・提供したいということもあり、日本でも非常に多くの量の食品ロス(フードロス)が発生してしまっているのが実情です。


食品ロス(フードロス)が発生する原因の一例

●食べ残しや売れ残り
●鮮度の低下や腐敗、カビの発生
●製造や加工、調理過程での残り
など


日本における食品ロス(フードロス)の現状について

日本の食品ロス量は年間646万トン(平成27年度推計)と発表されています。
*平成30年6月21日版 消費者庁消費者政策課「食品ロス削減関係参考資料
(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/efforts/pdf/efforts_180628_0001.pdf)より。

何万トンの食べ物といっても、ちょっと想像しにくいですが、これを日本国民一人あたりに換算すると、毎日お茶碗1杯分のご飯を無駄に捨てているという目安が発表されています。全員が、毎日その量を重ねていったとすると、馬鹿にできませんよね。

食品廃棄物等は年間2,842万トンでしたので、食品廃棄物の約20%は、本来まだ食べられるのに廃棄されてしまう「食品ロス(フードロス)」にあたります。食品ロスとなる646万トンという数字は、世界中で飢餓に苦しむ人への食糧援助量(約320万トン:国連世界食糧計画(WFP))のおよそ2倍となります。

日本の食料自給率はおよそ40%で、大半を輸入に頼っているのが実情です。その一方で、食べられる食糧を大量に捨ててしまっているのが、日本の食の現状でもあるのです。

食品ロス(フードロス)が問題視される理由



食べ物を粗末に扱わないことは、ずっと昔から日本の食文化では言われてきたことです。世界の、とりわけ発展途上国と呼ばれる国や貧しい地域では食糧難が多発しています。地球上でそういった問題が発生しているなかで、安易に食べ物を捨ててしまうことは人道的な面でも問題と言えるでしょう。

それに加えて、大量の廃棄食糧を処分するためにはそれだけの資源やエネルギーを使うことにもなります。燃やすのであれば大量の二酸化炭素を排出することにもなりますし、埋めるのであれば土壌や水質への悪影響が懸念されます。 おいしい食べ物は豊かな自然環境があってこそのもの。自然環境の破壊や汚染はめぐりめぐって食べ物のおいしさや栄養にも跳ね返ってきます。

そして、そのような食品ロス(フードロス)の処分には費用がかかり、その一部には私たちが納めている税金も使われています。


食品ロス(フードロス)を減らすために家庭でできること

食品ロスというと、近年では売れ残った恵方巻きだったり、飲食店での突然の予約キャンセルがニュースになったりと、商業事業のシーンで起こっているイメージが強いかもしれません。ところが、実際に食品ロスを出す割合をみると、食品関連事業者が全体の55%で、残りの45%は家庭からのものです。 そのため、私たちが普段の食生活で意識を変えて取り組むことで、食品ロス(フードロス)の問題を改善に向かわせることが十分可能なのです。

食品ロス(フードロス)を減らすために家庭でできるちょっとした工夫

例えば…

買い物をする時に…

賞味期限と消費期限の意味を理解すれば、必要な分だけを買えるように!



調理をする時に…

食品どうしの相性やレシピを知ることで、食材の有効活用ができるように! 食材の特長や保存方法がわかれば、より良い保存ができる!

食事をする時に…

食べ物の大切さを知ることで、好き嫌いが少なく残さず食べられるように!


食育インストラクター養成講座の紹介

そうはいっても、食事は忙しい毎日の生活のなかで準備する事も多いですし、アレルギーなどの理由で食べられない事情も出てくるのが現実です。そこで、皆さんに紹介したいのが食育インストラクター養成講座です。

食への意識や安全の問題が指摘され続けているなか、がくぶんでは「食育って何をするもの?」という食育への理解を深めつつ、NPO食育インストラクター協会の資格認定講座として「服部幸應の食育インストラクター講座」を2006年に開講しました。コンセプトは「食の大切さ」を多くの人に伝えたいということです。

食育インストラクター養成講座



食事を通して得られる栄養はもちろんのこと、家族とのだんらんや食事作法のマナーなど、食卓には一人ひとりのヒトが育っていくにあたって、実に大切なことが詰まっています。早くから食育の大切さをうったえかけ、食育基本法の成立に大きく関わったのが第一人者の服部幸應先生でした!

そこで、服部先生の食へのこだわりや知識を、全国どこでも身につけられて、そして実践できるようにと私たちがくぶんでは「服部幸應の食育インストラクター養成講座」を立ち上げて、家庭への食育活動の浸透と、食育インストラクターの資格取得者の養成始めました。2019年に行ったリニューアルでは、現在の家族構成や多忙なお父さん・お母さんの生活に合った内容とカリキュラムを重視し、年代別に必要な食育にも着目しています。

がくぶんは通信講座による資格取得を通して、日本の食を支える活動を応援します。

家庭の食卓風景



食に対する知識、思いを周りの人たちに伝えたいです!

萩原 久美子さん(大阪府)

もともと料理が好きで、仕事も食に関するところばかりで働いていました。それもあって、食材の特徴や旬の時期、調理法などは結構知っていたのですが、食材の栄養素をもっと知りたいなと思っていた頃にこの講座を知って、まさにコレだ!と思いました。私が学びたかった食材の栄養面だけでなく、マナーやエコロジーについても学べるところがとても魅力でした。主婦にとっては、家族の健康を守ることや食文化の継承、しつけエコも大事な仕事です。それらの知識を、この講座で沢山習得できたので受講して良かったです。


今までより自信を持って食に関わることができています。講座の中で最も考えさせられたのはエコロジーでした。一つの食材にどれだけの資源が使われ、人の手がかかっているのか…。どれだけ食材をムダにしてきたかを思うと胸が痛みました。食材を大切にし感謝の気持ちを忘れることなく、心も体も健康であることが目標です。皆さんもぜひ、この講座を受講してみてください。主婦にも役立つ知識がいっぱいでおすすめです。



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