「いま静岡で一番予約が取れない料理教室」と話題の料理家 辻村 円(madoi)さんを取材しました(1/2)


瞳をキラキラさせながら発酵食について語るmadoiさん
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食の道へ進むきっかけは現在の旦那さん

スタッフ:よろしくお願い致します。早速ですが、madoiさんはどのように食の道へ進むことになったのですか?

madoi:実は両親が教師なんですよ。だからもともとは教師になりたくて。
大阪の教育大学に行ってたんだけど、その当時付き合っていた彼(現在の旦那様)が腸の病気になってしまって。薬と食事制限しか治す方法がなかったんです。すごく制限があって、刺激物、甘い物、肉魚ほとんど食べられない。

発酵食を楽しそうに語るmadoiさん

大好きな人だから、なんとかおいしい物を食べさせたいと思って、今までほとんど料理はしなかったけれど、豆腐をアレンジした料理など色々作り始めたんです。

そのときに玄米とかのおいしさに自分がはまっちゃって(笑)

食で誰かを健康にできたり、幸せな気持ちにできたらすごく楽しいなと思って、そこで初めて教師以外にも自分のやりたいことが見つかりました。
大学卒業して帰ってきたんだけど、結局、教育の勉強しかしてこなかったから調理師免許も何もないじゃんね

未経験から、いきなりカフェをプロデュース

すぐに働けるところなんてないなぁと思っていたら、たまたまアパレルの会社が、カフェを初出店するから調理してくれる人を募集していて、未経験者歓迎とか書いてあったんだよ。

面接では社長に
「これからの食はただ楽しいだけじゃなくて体をキレイにしてくれる存在じゃなきゃ。特に女の人はそういうの気にするから、マクロビオティックとか、社長知っていますか!?」
とか超えらそうに(笑)それが面白かったみたいで、『 ならお前のコンセプトのお店作ってみろよ 』みたいなこと言われて(笑)

それで最初からメニューとかを自由にやらせてくれたんですよ。 2年目ぐらいのときにはもう一店舗出したんだよね。すごく流行ったんだよ。もう大行列のお店になって。

そこの会社は、日本じゃなくて「世界のお店も見た方がいい」って出張にも私を連れて行ってくれた。
ニューヨークやフランスと、色々なお店を見させてもらったりして。
12年勤めましたが、12年やったことがやっぱり今すごく生きてます。

テーマはおしゃれな発酵食が作れる教室

スタッフ:今はお教室もあり、テレビからの取材もあり、カルチャースクールもされて、出張で教室もされたりとか。

madoi:そうそう、出張で東京も行くし。それこそ、インスタグラムで見てくださった方に、出張教室来てくださいって言われて、熱海とか東京とか行ったりね。
あと不定期なんですけど、お弁当の依頼がきたらお弁当を30個くらい作ったりとか、あとね、新聞のレシピも担当もしているんですよ、連載で。静岡新聞。それが来たのがこの半年くらいでドドドッ!と来たんですよ。
それくらい皆が興味を持ってるんだと思う、発酵食に。

教室では毎月テーマを決めています(「甘酒」「塩麹」とか)。先に発酵食の講義を30分してから実際に作る。

ただ単に作るだけじゃなくて、日常にいかにおしゃれに発酵食を取り入れられるかっていうのが自分の中にテーマであって。 ただ単に味噌作りをやるんじゃなくて、味噌作りこそおしゃれにやろうよ。 ぬか床が一番おしゃれでしょ。みたいな(笑)
そういう世界にしたいなっていう。

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発酵食スペシャリスト講座で改めて感じた甘酒の力

madoi:発酵食スペシャリスト養成講座で勉強して一番良かったのは甘酒!

madoiさんのオリジナルレシピご紹介中

甘酒をここまで取り入れようと思ったのは、資格をちゃんと取ったからかなと思う。
勉強したから、麹のことを。それはすごくある。生徒さんもめちゃくちゃ興味持っている人多くて、すごく聞かれるの、「どこで発酵食スペシャリストの資格を取ったんですか?」って。

地方だと資格取得のためにどこかに通うってのが難しいこともあるじゃんね。
だから、「通信教育で私も取ったよ」っていうと、結構安心するみたいで。

通わなくていい気軽さが通信教育にはありますよね。

人生を変えた!?歳を重ねることが楽しみになる講座

お教室は皆さん笑顔がたえません

madoi:発酵食の良さって、おばあちゃんになってから発酵食を作っているほうがおいしそうに見えるじゃないですか。ぬか床とか。経験がモノを言いますよね。

だから野望はね、70歳くらいまで先生やりたいの。
こういう雰囲気で(笑)。

40歳の私にしかできない教室と、50歳の私が作る教室って全然違うと思うので。
「発酵食スペシャリスト」の資格を取ったときに、絶対70歳まで発酵食でやるって決めたから(笑)

それぐらい発酵食が好きなのよ。全部好きなの。入ってるものが。嫌いなもの1個もなかったから。
マクロビもしてたんだけど、マクロビだと「なんで好きなチーズが食べられないんだろう?」っていうのが出てきちゃうけど。
発酵食は食べたいものばっかりだから(笑)
青森行ったら青森の発酵食食べよう!とかさ、そういうのってすごく面白いじゃない。
まだ食べてない発酵食が世界中にあるから。

いくら流行りが廃ろうが、私は発酵食1本で行く、絶対行く。そこを突き詰める(笑)

この講座は、大げさじゃないけど人生を変えてくれたといっても過言ではないぐらい。

madoi「円居」というネーミングについて

madoi:madoiっていうのは私の名前「まどか」の「円」に、「居心地の良い」の「居」って書くんですけど、団欒(だんらん)って意味なんですよ。食卓を囲んで団欒をするっていうのってすごく幸せな時間じゃないですか。その時間を自分が提供できたらすごい嬉しいなと思って。

madoiってつけたのは5年~6年前から。ブログをやりだしたときにね、「円居日和」っていうブログにしようって、自分で勝手に考えたの。円居日和にしようって。それで、子どもの名前も「ひより」にしたの(笑)
「小春日和」の「日和」。分かっていたかのように女の子が生まれてきてくれたんです(笑)

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発酵食スペシャリスト養成講座を受講したきっかけは「妊娠」| 次のページへ

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料理家madoiさん
madoiさん
静岡県在住
料理家

発酵食スペシャリスト養成講座を受講後、自宅近くのアトリエで発酵ごはんの料理教室「madoi」を開講。さらに2022年発酵あんこに特化した身体に優しいお菓子の製造販売を行う「つきのか」をオープン。看板メニューは発酵あんこの「月餅」。
TVでは「いま静岡で一番予約が取れない料理教室」と紹介された。
発酵食をテーマにカルチャースクールの講師、ケータリング、お弁当の販売、新聞やフリーペーパーなどへのレシピ連載、TV出演など静岡で幅広く活躍。
おしゃれな料理写真で人気のインスタグラマーでもある。夫と3歳の娘の、3人家族。

発酵ごはんの料理教室「円居」インスタグラム
https://www.instagram.com/__m_a_d_o_i/

発酵あんこの菓子屋「つきのか」インスタグラム
https://www.instagram.com/__tsukinoka/

「円居madoi」ホームページ
https://madoi-hakkou.com/

オンラインショップ
https://madoi-hakkou.shop/

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