ハイブリッドが成し得たスクエアインパクト設計

アイアンショットの理想と言えば、狙ったラインをなぞるように飛び出すストレートショット。そのショットを可能にするにはスクエアインパクト、つまりインパクト時にフェースがターゲットを向いていることが必要だ。 そこで開発されたのが、《エクソール》。アマチュア指導歴40年を誇るレッスン界の老舗・日本ゴルフスクールの最新アイアンだ。

　このアイアンの最大の特長は、より高い確率でボールをスクエアに捉え、ストレート弾道を生みだすスクエアインパクト設計にある。これを実現するために最初に採用したのが、ウッド型の幅広ボディにアイアン型のシャープなフェースを組み合わせたハイブリッド設計だ。 この幅広ボディはワイドソールを持った中空構造で、従来のキャビティアイアンよりも質量が大きい。これがフェースの向きを真っ直ぐに保とうとする慣性モーメントを高めてくれ、重心位置もはるかに深く、低くする。

　また、このヘッド設計はスイートエリアをかつてないほどに広げ、ショットをやさしくしてくれた。しかも、ソールのトウとヒールに比重の重いブラスウエイトを効果的に配置することで、左右のコントロール性が向上した。 そのため、フェースのトウやヒールでボールを捉えるオフセンターショットでも、当たり負けすることなくスクエアインパクトを維持。多少の飛距離ロスこそあるものの、大きなスライスやフックにはならないから安心して思い切り飛ばすことができる。